【外信コラム】歴史的に有名になった地元女性をたたえる韓国の「烈女碑」 近年話題な“少女像”の今後は…

 釣りで韓国の田舎に行くと、川の土手や道ばた、畑などによくほこらがあって「烈女碑」が納まっている。歴史的に親孝行や自己犠牲で有名になった地元の女性を「烈女」としてたたえているのだ。

 韓国で全国的に有名な歴史上の女性となると、五万ウォン(約5千円)札に肖像画が出ている李朝時代の賢母で知られる「申師任堂」や、同じく韓国侵攻の秀吉軍の酒宴の際、日本武将とともに川に身を投じて殺害した“自殺テロ”の妓生(キーセン)「論介」、日本統治時代の3・1抗日独立運動に際し日本官憲に逮捕され10代で獄死した「柳寛順」がビッグスリーか。ただ、うち2人が日本がらみというのが相変わらず切ない。

 日本抜きでは人気歌謡の中の人物だが「昭陽江少女」が有名かな。ドラマ「冬ソナ」でも知られる風光明媚(めいび)な春川市の昭陽江の川縁に髪をなびかせた銅像が立っている。いずれも出身地では町おこしの観光スポットになっている。

 で「昭陽江少女」像のそばを通るたびに思い出すのが近年、各地にできている話題の「慰安婦少女像」。日本の大方のマスコミは依然「慰安婦像」とはいわず「少女像」などとあいまいだが、これも今後、韓国を代表する女性像として観光スポットになるのだろう。「やれやれ…」とため息が出ますねえ。(黒田勝弘「ソウルからヨボセヨ」)

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ