【甘口辛口】侍ジャパン、野球発祥の米国倒して真の世界一実現だ

■3月21日

 早朝、何気なくテレビをつけたらWBCに出場中の侍ジャパンとドジャースの練習試合(米アリゾナ州)を生中継していた。ついこの間まで終電が気になる時間帯にしびれるような激闘を繰り広げた侍たちが、燦々とふりそそぐ陽光の下でプレーする姿は、どうもピンとこなかったが時差調整の苦労が改めて伝わってきた。

 前日はカブス戦でこれが2試合目。途中、ベンチリポーターが「5イニングで切り上げて、早くロスに移動したいくらいだ」という首脳陣の話を伝えた。夏のアリゾナに長くいるより、日本の気候とさほど変わらない決戦の地ロスに早く入る方が本当は得策だろう。

 聞けば東京で戦ったE組2チームの時差調整のため1位(日本)は2試合、2位(オランダ)は1試合があらかじめ組まれていたという。練習試合とはいえ有料で興行優先だが、2試合やれば投手もそれなりに使う。カブス戦の藤浪、ドジャース戦の武田両先発はそれぞれ4回投げており、ロスでは登板の機会はなさそうだ。

 2位通過は準決勝のあと1日あき、1位の日本は決勝進出なら連戦になる。選手の負担軽減のため球数制限だ、タイブレークだなどとうるさくいう半面、こんな不公平な日程がまかり通るのがWBCでもある。いまさら「2位の方がよかった」といっても始まらない。1位だから準決勝で米国と2大会ぶりに対戦できることでよしとしよう。

 バリバリの大リーガーを並べた米国は今回は本気で優勝を狙いにきているという。前回は準決勝まで打順が定まらず調子が上がらなかった日本は打順もほぼ固定し投手陣も好調だ。世界一の価値をより高めるためにも、まず野球発祥の国を倒してほしい。 (今村忠)

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