【甘口辛口】若年から中高年へ、年齢層移りゆく「ポケモンGO」 継続の理由はかなわなかった子供時代の夢

■6月16日

 「ポケモンGO」を続けていますか? その問いにうなずいた方は40歳以上が多いはず。昨年7月にリリースされ、社会現象とまでいわれた人気スマホゲームの継続率が高い年齢層が40代以上だからだ。

 フィールズ総研が昨年末に調査した結果によると、中高生は体験者の7、8割がすでに離脱。それに対し中高年は40~49歳で51・3%、50~59歳は51・6%、60~69歳は57・9%が継続して遊んでいることが分かった。今やサンケイスポーツの読者と重なる年齢層が熱中しているゲームとなり、この欄で取り上げても違和感がなくなっているのである。

 かくいう中年の小欄もずっと遊んでいるひとり。実は利用者が若年層から中高年層に移っていたのは肌で感じていた。2月に新たなポケモンが追加されたとき、道具を入手できるポケストップの近くでスマホを操作している多くが中高年だったからだ。

 多くの種類のポケモンを捕まえるという単純なゲーム。バトルもできるがあまりアクティブではない。刺激の多いゲームに慣れている若年層には飽きやすく、ある程度遊んだらやめるのも理解できる。ではなぜ中高年は、刺激的とはいえないポケモンGOを続けているのか。小欄を含む彼らは子供時代に実現できなかった夢をかなえようとしているのだ。

 小欄以上の世代の男性は昆虫採集に夢中になった経験があるはず。とはいえ、全種類のチョウやトンボを捕まえることは不可能。志半ばで虫取り網を置いた人が「ポケモンGOなら全部そろえられる」と信じて続けているとみている。少なくとも小欄はそうだ。現在、国内で捕まえられるポケモンは234種類。道は険しいが、少年時代の夢をかなえるまで頑張る。 (鈴木学)

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