【甘口辛口】働きアリは女王のために死ぬまで働く…人間の社会で自分を女王アリと勘違いしている人がいる

■7月14日

 ヒアリが国内で発見されて大騒ぎだ。刺されると呼吸困難や意識障害を伴うことがあり、処置が遅れると死に至るケースもある。それゆえ日本に定着させないことが肝心。水際での防除を徹底できるかにかかっている。水際作戦で根絶に成功した国はニュージーランドのみだそうだ。日本も続いてほしい。

 漢字で書くと火蟻。毒針で刺されるとやけどをしたような激しい痛みがあることからの命名だとか。英語もfire ant(火蟻)である。22年前に国内で発見されて大騒ぎになったセアカゴケグモと比べて攻撃性、毒性とも高いことも今回の騒動を増幅させている。

 アリは社会性昆虫と呼ばれる。卵を産む少数の女王アリと育児や食料の調達などを行う多数の働きアリが大きな群れを作り、人間に似た社会的構造を備えているからだ。巣が浸水するとヒアリ同士が水面でつながって広がり、いかだのように浮いている映像を見ると知性を感じさせて恐怖すら覚える。

 巣には、ほとんど働かない働きアリが2~3割いるという。人間のように定期の休日がない分、休養をとっているようで面白いが、働きアリは基本、死ぬまで女王アリのために働く。そこが人間と違う。

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