ある韓国大学教授の嘆き アジアナンバーワン評価が…40年前の日本の面影なし

 【論風】マサチューセッツ工科大学客員教授・庄子幹雄

 先日、韓国南部地方出身で超有名大学の名誉教授(以下E氏)に就任した韓国人学者の訪問を受けた。

 40年前、当時30歳のE氏は米カリフォルニア大学で学んだ後、東大博士課程に進み、両大学での研究成果を論文にまとめたのだが、厳しい審査で博士号取得に至らず。しかしE氏の研究を高く評価していた担当教授から物理現象解析から数値解析展開部分についての査読と必要個所の修正・補正の依頼があり、E氏とは以来、昵懇(じっこん)の間柄になった。

 当時、E氏は半年余、拙宅に寄宿し毎晩8時過ぎに帰宅する筆者を待ち構え内容にさらなる多角的検討を加え、他に類を見ない実に素晴しい論文を完成させ首尾良く博士号を取得し帰国。その後、助教授、教授となり、若き学徒の教育・研究指導に全力を注ぎ、この度の任に就いたとの報告だった。

 亡国の政治家とマスコミ

 さて、そのE氏が今回、2週間の滞日中に目にし、耳にしたわが国の新聞、雑誌、テレビの報道、とくに国会審議を報ずるテレビ中継での代議士らの奇をてらう愚かな質疑内容にはあぜんとして口が塞がらないと筆者にいくつかの質問をぶつけてきたのである。

 それは「今、何よりも優先して審議すべきは北朝鮮問題であるはず。それを国家・国民を考えない反自民の野党代議士らは重要度をすり替えていませんか」というのである。

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