【甘口辛口】白鵬の勝手な言い分に説明責任果たさぬ協会…岐路に立つ角界、前売り“不振”を真剣に受け止められるか

 ■12月4日 完売まで4時間半…。2日に始まった大相撲初場所(来年1月14日初日、両国国技館)の前売りは今年夏場所の1時間半、秋場所の50分での完売に比べると時間はかかった。東京3場所の中では最も華やかで人気のある場所だが、日馬富士の暴行問題をめぐるファンのもやもや感はそれまでにきれいにぬぐい切れるのか。

 3日には九州各県を回る冬巡業が始まった。騒動に加え横綱稀勢の里も休場で会場によってはチケットの売れ行きに大きな影響が出たという。渦中の貴乃花巡業部長(元横綱)は参加せず代わりに春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)が代理を務めているが、協会は大きな忘れ物をした感じだ。

 「貴乃花部長が行くなら巡業に行きたくない」と白鵬が八角理事長(元横綱北勝海)の講話の席で直訴した。その前に力士会を開いて全体の要望として正式に申し入れたのならともかく、いきなりだった。横綱といえども一般企業なら一社員。上司を何段階も飛び越え社長に「うちの部長を代えてください」と言い出すようなものだ。

 白鵬は九州場所の優勝インタビューで「うみを出し切って日馬富士関と貴ノ岩関を再びこの土俵に上げたい」と宣言した。自身が問題の巡業の酒席にいながら勝手な言い分。理事会で厳重注意を受けたものの、それ以上のおとがめはないまま巡業に出ていった。これではますます思い上がるばかりだろう。

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