【甘口辛口】入試ミスを起こした大阪大、1年を棒に振った受験生の人生をどう考えているのか

 ■1月8日 日本の男子小学生が思い描く「大人になったらなりたい職業」の1位は「学者・博士」…。第一生命の調査結果で、2014年から3年続いた日本人のノーベル賞受賞効果か、定番の「野球選手」「サッカー選手」を押しのけて15年ぶりに1位を奪回した。科学技術立国として危機が叫ばれている中で頼もしい限りではないか。

 大阪大で起きた入試ミスは、そんな「学者人気」に水を差すようなニュースだ。昨年2月に実施した入試の物理で出題と採点にミスがあり、不合格とした受験生30人を新たに合格させた。面談して希望者は今年4月の入学を認めるという。1人や2人ならともかく30人とは尋常ではない。

 物理が必須科目の工学部、基礎工学部、理学部などの受験生3850人に出された問題で昨年夏に予備校講師ら外部から「解答が複数ある」と指摘されながら大学は対応しなかった。昨年12月の3回目の指摘でようやくミスが分かった。30人にとっては失われた1年になってしまった。

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