そばを麺ではなく「実」で食す

 日本ではそばを麺で食べるのが普通だが、ロシアでは「そばの実」を食べる。そば粉にする前段階のひき割りをゆで、ご飯状の付け合わせにしたり、カーシャと呼ばれるかゆにしたりして食するのだ。ひき割りは直径3ミリほどの茶色で、ゆでた後の食感は白米よりも硬い。独特の香ばしさがある。

 ロシアに赴任した頃は、「そばは麺で食うものだろう!」と思っていたが、いつの間にか「はまってしまう」から不思議だ。同じ意見の日本人駐在者が実は少なくない。

 そばは13世紀、モンゴルによるロシア支配でもたらされ、15世紀に広まったとされている。ロシア人にとっては国民食ともいえる存在で、今日でも世界のそば生産の3分の2がロシアと中国で占められている。

 安くて栄養価が高いというのが人気の理由だ。ビタミンEやタンパク質を多く含み、コレステロール値を下げる効果もある。スポーツ選手やダイエットに取り組む女性には欠かせない。

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