【甘口辛口】テレビ局が決める五輪の競技時間…東京五輪ではどうなる

 ■2月8日 明日は平昌五輪の開会式。吹きっさらしの五輪スタジアムで夜8時から始まるが、風が強まれば体感で氷点下20度にもなるとか。日本選手団の旗手を務めるスキー・ジャンプの葛西紀明は「カイロをたくさん持ってきたので体中に貼って出たい」と言った。選手は入場行進で相当待たされるだけに決してオーバーではない。

 観客もよほどの防寒対策が必要だが、さらに無料でポンチョ、膝掛け毛布、温熱座布団、ニット帽、手用カイロ、足下カイロの“防寒6点セット”が配られる。そんな余計な金をかけるなら昼間やればいいと思うが、米国のテレビ局の要望で時差を考慮しての設定になったという。

 開会式だけではない。通常夜に行われるフィギュアスケートが今回は午前中に、日中の実施が一般的なスピードスケートが夜と、昼夜逆転のスケジュールだ。フィギュアは人気の高い米国東海岸、スピードスケートは欧州。それぞれのゴールデンタイムに合わせて生中継するとこうなってしまう。

 なにしろ米国で五輪中継を独占しているNBCの放映権料は桁外れ。国際オリンピック委員会(IOC)との契約は2014年ソチ大会から32年夏季大会まで10大会で120億ドル(約1兆3000億円)といわれる。カネがすべての五輪。日本選手が本来ないはずの“時差”で調整に苦慮しようが知ったことではない。

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