【甘口辛口】「いかのおすし」の標語が広まること自体、子供への犯罪が後を絶たないということ

 ■5月12日 「見知らぬ人にはついていかない」「暗い夜道は気をつけろ」…。昭和世代の人にはなじみ深い言葉に違いない。筆者も子供の頃、親から何度も言われたせいか、今も頭の片隅にある。自分の子供にも言って聞かせてきたが、最近の防犯標語では「いかのおすし」が有名なのだと子を持つ同僚から聞いた。

 見知らぬ人には「(ついて)“いか”ない。(車に)“の”らない。“お”おきなこえをだす。“す”ぐにげる。(親や学校に)”し”らせる」。その頭文字をつなげたものだ。3年ほど前、警視庁と東京都教育庁が考え出したのがルーツ。小学校の防犯教室などで教えているそうで、なかでも危機意識を広く共有するためには「しらせる」は欠かせない。

 ただ、こうした標語が広まること自体、子供を狙う犯罪が後を絶たない証左でもある。防犯ブザーが普及しているとはいえ、心構えがまず大切というわけだろう。それにしても、新潟市で起きた小学2年の大桃珠生(たまき)さんの殺人、死体遺棄事件は、ニュースの一報を聞いた途端、身の毛がよだった。

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