【甘口辛口】大谷のトミー・ジョン手術、本当の“成功”待ち遠しい

 ■10月3日 大リーグ・エンゼルスの今季最終戦で、九回に先頭打者として中前打した大谷翔平が劇的サヨナラ勝ちに貢献した。そんな『大谷サヨナラ締め』の小紙の記事を読んだ後、インターネットに目を通したら『大谷手術成功』とあった。最終戦の翌日(1日)には、もう右肘の靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けていた。

 まさに昨日の今日。「もう少し様子を…」などと時間をかける日本では考えられない電光石火の動きにびっくりしたが、球団が発表したものでどの程度の手術か内容はわからない。復帰には投手で1年以上、打者で半年はかかるという。来年の開幕から逆算して「一日も早く」と決断したのだろう。

 今季は投手として4勝、打者では104試合に出て打率・285、61打点、22本塁打の数字を残した。「打者に専念したら50本打てたかもしれない。それほどすごい選手。二刀流はファンの記憶には残っても規定の数字に達せず記録には残らない。どっちつかずは否めない」という専門家の声も聞く。

 他の球団なら「打者一本に」と断を下すかもしれないが、そこはエンゼルス。営業戦略として二刀流も契約のうちだろうし、大谷も投打走にそれだけの待遇に見合った、あるいはそれ以上のものを見せて認めさせた。辛口で鳴るメディアからも称賛の声ばかり。伝記の世界から本当にベーブ・ルースを蘇らせた感じで米国社会にもフィットしたのだろう。

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