【甘口辛口】“山根色”払拭が急ピッチに進むボクシング界に大きな問題…連盟は一日も早くIOCに熱意伝えること

 ■10月11日 “山根色”の払拭が急ピッチに進んでいる。プロボクシングで日本初の世界主要4団体タイトル(ミニマム級)制覇を達成した高山勝成(35=名古屋産大)のアマ登録が来週にも認められる。「東京五輪出場」の夢を果たすための登録だが、散々世間を騒がせ8月に辞任した山根明・日本連盟前会長は頑として認めなかった。

 「アマは教育、プロはお金。目的が違い絶対に受け入れられない」。プロアマの垣根など他の競技では過去の遺物だが、山根氏がそう言い張ったボクシングだけは特殊だった。昨春プロを引退した高山はアマ登録を求める2万人を超す署名を集め、面会を求めても門前払いされたこともあった。

 流れは劇的に変わり、9日の日本連盟審査会で高山はアマのルールに関するテストを受け登録への申請資格を得た。これも改革といえるが、鶴木良夫副会長は「他の競技団体なら当たり前のことをしただけ。前会長が独断で決め理事レベルにも降りず、1年以上もほっぽり出していたのは異常だった」と話す。

 先日の福井国体ボクシング競技では「公平公正なジャッジを行うことを誓います」と審判団が異例の宣誓を行った。山根王国崩壊の引き金になった「奈良判定」根絶への誓いでもあった。「審判技術の不足によるミスはあったが、疑問符がつく判定は一切なかった。審判はのびのびやっていた感じだ」と鶴木氏。

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