【甘口辛口】ダートの世界最高峰、BCクラシックで日本の競馬ファン注目の“兄弟対決”

 ■11月2日 4日の京都競馬場で、地方と中央の交流GI・JBC競走が一日に3つも行われる。JBCは「Japan Breeding farm,s Cup」の略称で、ダート戦での中央&地方の王者決定戦。創設18年目にして初の中央開催だけに注目度は高い。

 今年は、JBCが手本とした米国のブリーダーズカップ(BC)も同日に実施。ここでも日本の競馬ファン注目の一戦がある。競走馬生産界の巨頭で兄弟の吉田照哉・社台ファーム代表&吉田勝己・ノーザンファーム代表が関わる馬が、ダートの世界最高峰といわれるBCクラシック(2000メートル)で対決する。

 GIドバイゴールデンシャヒーン(1200メートル)を連覇したマインドユアビスケッツを兄の照哉氏が購入したのは今年5月。過去2年のBCスプリント(同)で2、3着の馬が1800メートルの米GIIIを圧勝しクラシックに参戦する。「ダートの短距離馬を買ったらクラシックに出走だよ」と照哉氏はうれしい誤算に笑顔を見せる。

 弟の勝己氏が関わる馬は、自身が生産したヨシダ。1歳時にせりで米国の牧場が1億152万円(税込み)で落札したハーツクライ産駒だ。オーナーが、昔から親交ある社台グループの吉田ファミリーに敬意を表して命名。「走らなかったら恥ずかしい」と言う勝己氏の思いは杞憂(きゆう)に終わった。渡米後、まずは芝でGIを制覇。続いて日本産馬初の海外ダートGI馬に輝いた。

 JBC協会の会長と副会長を務める勝己・照哉両氏は、後ろ髪を引かれる思いで米国へ。注目の“兄弟対決”は、日本時間4日午前6時44分に発走。世界的大レースだけに、凱旋門賞のように国内で馬券を発売してほしかった。(鈴木学)

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