【外信コラム】ソウルの光化門広場を改悪? 雑で品が感じられない王宮前が、ますます騒がしく…

 ソウルの中心は古宮・景福宮(キョンボククン)前で政府庁舎などが並んだ「光化門(クァンファムン)広場」である。景福宮の後には大統領官邸の青い瓦屋根ものぞめる。韓国の中心でもあり観光スポットにもなっているが、その光化門前がまた改造されるという。

 10年ほど前にそれまであった街路樹をなくし広場を造ったのだが、今度は名物の李舜臣(イ・スンシン)像や世宗(セジョン)大王像を片付け、道路も狭めてひたすらだだっ広い広場になる。日ごろ各種のイベントやデモ、集会でひどくうるさくどこか雑で品が感じられない王宮前が、ますます騒がしくなりそうだ。

 歴代のソウル市長はいつもソウルの中心部をいじりたがる。獄中にある李明博(ミョンバク)・元大統領が市長時代に行った川の復元や陸橋撤去は実用的で大ヒットだったが、現在の左派系の朴元淳(パク・ウォンスン)市長はデモ好き(?)で知られ、新しい広場には朴槿恵(クネ)・前大統領追放のロウソク・デモを記念するデザインをほどこすという。

 これまで光化門広場のシンボルは、16世紀に日本の豊臣秀吉軍と戦った李舜臣とハングルを制定した世宗大王という文・武両雄の像だった。それを片隅に移しデモ記念広場にしようというわけだ。朴市長は慰安婦問題に熱心なことでも有名なのでこの際、日本大使館前の慰安婦像も撤去し、新広場の片隅に移してはどうかな?(黒田勝弘「ソウルからヨボセヨ」)

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