神戸「正論」懇話会 田中秀臣・上武大教授「MMT、現実的ではない」

 神戸「正論」懇話会の第8回講演会が29日、神戸市中央区の神戸ポートピアホテルで開かれ、上武大ビジネス情報学部の田中秀臣(ひでとみ)教授が「どうなる?参院選後の日本経済」と題して講演した。

 田中氏は、直近の世界経済の情勢を「減速が鮮明だ」とし、10月に予定される消費税増税は「悪いシナリオしかない」と強調。「来年の東京五輪後が心配。現状は雇用情勢が堅調だが、すでにピークは過ぎたとのデータもある」とした。

 また、注目を集める財政赤字拡大容認の「現代貨幣理論(MMT)」について「不況時に積極的な財政政策を行う考え方は賛成」とする一方、財政政策で物価をコントロールできるとの考え方は「現実的とはいえない」と指摘。安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」の原点に立ち返り、積極的な金融政策と財政出動を行うべきだと訴えた。

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