【外信コラム】反撃に30分以上も… ゆるゆるの韓国軍

 先ごろ南北軍事境界線の非武装地帯で“銃撃戦”があった。北朝鮮側の監視所から銃撃が加えられたため韓国側が応射した。

 ままあることだが、韓国軍の対応ぶりがいささか間が抜けていて問題になっている。

 約1500メートル離れた北からの銃撃は高射機関銃によるもので4発が韓国側の監視所に命中した。すぐ戦闘態勢に入った韓国軍は、上部の命令を待ち、20分後に常備の機関銃で反撃しようとしたが故障していて作動せず、さらに10分以上後に別の機関銃を持ち込んでやっと応射したという。

 最前線の部隊が兵器の点検を怠っていたというお粗末さもさることながら、反撃に30分以上もかかっては戦いには勝てない。しかも北からの銃撃が監視所に正確に命中しているにもかかわらず、韓国軍首脳部は偶発性を強調し、対北低姿勢に終始している。

 文在寅(ムン・ジェイン)政権の対北融和策の反映だろうがこれでは前線部隊もヤル気はでない。

 ここで思い出されるのは一昨年の韓国海軍による日本の自衛隊哨戒機への火器管制レーダー照射事件。あれも韓国軍のお粗末ぶりだったのか、それとも北朝鮮には何もできない欲求不満を日本相手に発散しようとしたのか。韓国メディアは事件の真相をあらためて追及してみてはどうか。(黒田勝弘「ソウルからヨボセヨ」)

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