NASAより早い「2024年火星の旅」に挑むアイアンマン 片道切符の移住計画も

 【ビジネス解読】

 映画「アイアンマン」のモデルとして知られ、米国の宇宙開発企業「スペースX」を率いる名うての起業家、イーロン・マスク氏が、2024年に火星への有人飛行を行う計画をぶち上げた。2030年代の実現を目指す米航空宇宙局(NASA)に先駆け、人類を初めて火星に送り込む。マスク氏は大まじめで人類の火星移住を最終目標に掲げており、その第一歩となる。オランダの民間非営利団体「マーズ・ワン」も、2024年から火星移住を開始する計画を進めており、地球に戻ってこれない片道切符のこの計画に参加するメンバーの選考が最終段階にある。「2024年火星の旅」は本当に実現するのか…。

 「すべて計画通りに進めば、わが社は2024年に有人宇宙船を打ち上げ、2025年に火星に到着させることができる」

 6月1日に米カリフォルニア州で開かれた宇宙開発関連のイベントに登場したマスク氏は、こう明言した。さらに9月にメキシコで開かれる国際宇宙会議(IAC)で火星移住に向けた詳細な計画を発表することも明らかにした。

 これに先駆け、マスク氏は今年4月にツイッターで、2018年に宇宙船「ドラゴン2」を火星に向け無人で打ち上げる計画を公表していた。マスク氏は「ドラゴン2は太陽系のどこにでも着陸できるよう設計されている。(これは)レッド・ドラゴン・マーズ・ミッションの最初のテストフライトになる」と表明した。

 一方で、「地球と月の間以上の距離を宇宙飛行士を乗せて運ぶのはお勧めできない。ドラゴン2の内部空間はSUV(スポーツ用多目的車)の内部と同じ大きさしかなく、長旅は快適ではない」と、ジョークを飛ばしていた。

 6月のイベントでも、「(ドラゴン2は)地球に戻ってくる能力がない。片道旅行になってしまう」と語って、会場を笑わせた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ