「日本に競り勝った!」インフラ受注で歓喜の韓国 背景にギリシャ型不況への恐怖

【経済裏読み】

 トルコが計画する世界最長のつり橋建設の受注合戦で、韓国の企業連合が日本勢に競り勝った。韓国では主要メディアが詳しく報じるなど盛り上がったようだ。このニュースはひと際輝いてみえたのかもしれない。というのも韓国経済の先行きは暗く、トルコでの勝利直後には中央銀行の韓国銀行が朴槿恵(パク・クネ)大統領のスキャンダルなどで景気停滞が長引くとの分析を公表。頭をもたげてきた大衆迎合主義(ポピュリズム)が「ギリシャ型不況」を招く、との悲観論も出始めた。

 復活への期待

 「海外受注の(途絶えてしまう)崖から抜け出すという期待感が高まっている」。韓国主要紙の中央日報(日本語電子版)が2月1日、韓国経済新聞の論評を掲載した。「復活に向けて動き出した『建設コリア』」としている。

 韓国企業による海外の大型プロジェクトは、2010年にアラブ首長国連邦(UAE)の原発工事受注以降は低迷していたが、昨年12月にイランの石油精製施設改善工事を受注。今年1月27日に、トルコのダーダネルス海峡を横断するつり橋建設プロジェクトで優先交渉権を獲得した。

 ダーダネルス海峡は、エーゲ海とトルコの内海・マルマラ海をつなぐ海峡。つり橋は世界最長の3・7キロで、事業費は約3兆5千億ウォン(約3500億円)。SK建設と大林産業などの企業連合(コンソーシアム)が、設計・施工・運営を引き受ける。

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