中国にばかり頼れない韓国 観光でイスラム教徒110万人見込むが…見通し甘い?

【経済裏読み】

 韓国が外交問題を背景に外国人観光客の囲い込みに苦慮している。昨年の日本人客こそ、2015年12月の慰安婦問題をめぐる日韓合意が弾みとなり4年ぶりに前年を上回ったが、朴槿恵(パク・クネ)大統領の失脚で今後が見通せなくなった。一方で、米軍による高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備決定によって、中国が「報復」として国民の訪韓を制限したとされる。韓国政府は中国人客の抜けた穴を埋めるため、韓国ドラマなど韓流の拡散を背景に、タイやベトナムといった東南アジア諸国に触手を伸ばしたばかりだが、新たに中東の「イスラム教徒」もターゲットに据えたという。ムスリムだけで110万人の訪韓を見込むが、大丈夫か。

 朴政権後、日本人客は喜んで訪韓する?

 聯合ニュース(日本語電子版)は韓国観光公社のまとめとして、昨年1年間の訪韓日本人客数が前年比23・4%増の229万7893人で、4年ぶりに増加に転じたと報じた。

 訪韓日本人客は2012年の341万8792人をピークに減少に転じ、13年は前年比21・9%減、14年は17・0%減、15年は19・4%減と毎年大幅に減り続けていた。昨年は大きく回復したものの12年に比べると3分の2の水準にとどまった。

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