三越伊勢丹、業態転換でライバルに遅れ 閉鎖店舗めぐり社内対立も

 三越伊勢丹HDの大西社長が退任する方針を固めた背景には、他の大手百貨店に比べ業態転換などで出遅れていることがある。屋台骨の伊勢丹新宿本店(東京都新宿区)など旗艦3店も客離れを起こし、大西社長は今春にもリストラ策を公表するとしていた。だが、リストラをめぐって、社内対立が起きているとの見方も浮上している。

 「今のビジネスモデルで良いとは思っていない」。昨年11月の中間決算発表で大西社長はこう語った。

 ユニクロなどの専門店やショッピングセンター(SC)の台頭で、平成28年の国内の百貨店の売上高は5兆9780億円と、ピーク時の3年に比べ6割程度まで縮小。一時は訪日外国人による“爆買い”で一息ついたが、それも終息した。

 百貨店を取り巻く環境の変化に対し、高島屋は6日、婦人服売り場の一部を健康や美容関連に転換し、15日に新宿店(東京都渋谷区)を改装オープンすると発表。大丸松坂屋を運営するJ・フロントリテイリングも4月に銀座松坂屋跡地(東京都中央区)にオフィス一体型の複合商業施設「GINZA SIX(ギンザシックス)」をオープンする。

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