前途多難の大阪万博、誘致は東京頼み 経団連にすがりつく関西政財界

【ビジネスの裏側】

 2025年国際博覧会(万博)の誘致委員会トップ(会長)に、経団連の榊原定征会長が就任することが固まった。誘致委は3月下旬をめどに設立され、関西財界が求めてきた「オールジャパン」の態勢が整う。開催地が決まる来年秋に向け、海外へのPRや国内機運の醸成に取り組むが、前途は多難だ。問題はカネ。民間負担は不可欠とはいえ見返りのない協力は難しい、との考えは誘致の旗を振る関西財界にも根強い。(牛島要平)

 関西には荷が重い

 「大変お忙しいと思いますが、関西経済界としても全力を挙げて会長をお支えするつもり。どうぞよろしくお願い申し上げます」

 2月7日、東京都の経団連会館を世耕弘成経済産業相、大阪府の松井一郎知事とともに訪れた関西経済連合会の森詳介会長(関西電力相談役)は、榊原会長に頭を下げ誘致委の会長就任を要請した。

 3人を前に断れるはずもなく、榊原会長は「大変、責任のある大役でございますが、謹んで受けたい。何としても誘致を勝ち取っていかなければならない」と述べ受諾。その瞬間、松井知事らが「ありがとうございます」と声を合わせた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ

    どう思う?

    「どう思う?」一覧