G20財務相・中央銀行総裁会議 2日目討議スタート 「保護主義への対抗」は明記見送りも…

 【バーデンバーデン=中村智隆】ドイツで開かれている20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は18日、2日目の討議が始まった。同日午後(日本時間同日深夜)に「急激な為替変動は経済に悪影響」などとする共同声明を採択し、閉幕する。「米国第一主義」を掲げるトランプ米政権発足後、初の会議となり、焦点の貿易政策では、従来のG20声明にあった「保護主義に対抗する」との文言が明記されない恐れが強まっている。

 G20はこれまで、為替の過度な変動は経済・金融の安定に悪影響を与えることや、輸出を増やすために自国通貨を安値に誘導する「通貨安競争」の回避を確認してきた。

 今回の声明も為替については従来の合意を踏襲。相場の急変動を防ぐためには介入も容認されるとする日本と、通貨安誘導を批判する米国の双方に配慮する表現になった。

 麻生太郎財務相は17日の討議後、記者団に「為替政策に関するこれまでの合意を再確認することが極めて重要だと発言した」と語った。各国から特に反論は出なかったもようだ。

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