トランプ政権に反旗か フロマン前通商代表、講演で日本に「米抜きTPP」推進期待

 オバマ前米政権で環太平洋連携協定(TPP)交渉の責任者だったマイケル・フロマン前米通商代表部(USTR)代表が21日、東京都内で講演し、条文を見直して米国を除く11カ国でTPPを発効させることも日本の選択肢という認識を示した。保護主義的なトランプ政権を暗に批判し、世界的な通商ルールの構築で「日本は強いリーダーシップを発揮できる」との期待感を表明した。

 米国では製造業の雇用が失われたことでTPPなどの自由貿易協定(FTA)への反感が広がったとされるが、フロマン氏は技術革新と自動化が原因で、貿易とは関係ないと分析。米国内の不満でFTA全般が「スケープゴートにされた」と語り「TPPは何らかの形で発効すべきだ。(その方法は、離脱した)米国抜きの11カ国かもしれない」と指摘した。

 フロマン氏は1月の退任後、米有力シンクタンクの外交問題評議会の特別研究員に就いた。

 講演は「トランプ時代の日米経済関係」(日本経済新聞社主催)と題するセミナーで行われた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ

    どう思う?

    「どう思う?」一覧