JT元社長、水野勝氏死去

 元日本たばこ産業(JT)社長で、消費税の導入決定時に大蔵省(現財務省)の主税局長として実務を率いた水野勝氏が3月25日午前1時51分、敗血症のため東京都内の病院で死去した。84歳。静岡県出身。葬儀・告別式は親族で行った。喪主は妻雅子(まさこ)さん。後日、お別れの会を行う予定。JTが10日発表した。

 昭和30年に大蔵省入省。60~63年に税制立案部門のトップである主税局長を務めた。この間、中曽根康弘内閣が構想した売上税創設の法案を国会に提出。廃案になった後は、竹下登内閣の下で消費税創設に取り組み、63年12月に法律が成立するまで局長として指揮した。消費税は平成元年4月に税率3%で導入された。

 国税庁長官を経て退官後、5年にJTに顧問として移り、社長や会長を歴任した。JT社長としては、6年の株式上場などを手掛けた。

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