トランプ氏のドル高牽制発言追い打ち 円高の流れ、業績に影 米景気刺激後退、地政学リスクに

 外国為替市場で円高ドル安の流れが鮮明になってきた。13日に円相場は一時1ドル=108円台後半まで急伸。円高が嫌気されて日経平均株価は3営業日続落して年初来安値を連日で更新した。トランプ米大統領の景気刺激策への期待がしぼむ中、シリアや北朝鮮をめぐる地政学リスクが台頭し、トランプ氏によるドル高牽制(けんせい)発言が追い打ちをかけた。円高が加速すれば、輸出関連を中心に企業業績の重しとなりかねない。(森田晶宏)

 「ドルは強くなりすぎていると思う。それは最終的に害を及ぼすものだ」

 13日に円高ドル安が急速に進んだ直接の要因は、トランプ氏が米紙のインタビューでこう語り、米製造業の競争力をそぎかねないドル高を牽制したためだ。

 さらにトランプ氏は、来年2月に任期が満了するイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の再任に含みを持たせ、「低金利政策が好きだ」と述べた。

 一連の発言を受け、12日のニューヨーク市場では米長期金利が急低下してドルを売る動きが強まり、1ドル=109円を突破。13日の東京市場もこの流れを引き継ぎ、約5カ月ぶりの円高ドル安水準をつけた。

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