G20閉幕 日米、財務相間で為替協議 自由貿易の重要性も協議

 【ワシントン=小雲規生】世界経済の課題を議論する20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議が20日夜(日本時間21日午前)、米ワシントンで始まり、為替相場の過度な変動への懸念を示す従来のG20合意を確認した。開幕に先立ち、麻生太郎財務相はムニューシン米財務長官と会談。18日の日米経済対話を踏まえ、為替の問題については財務相間で協議することを申し合わせた。

 G20は21日昼(同22日未明)閉幕した。

 閉幕後に議長国ドイツのショイブレ財務相が記者会見。共同声明は採択されない見通しだ。日本からは麻生財務相と黒田東彦日銀総裁が出席した。

 麻生財務相は初日の協議後、記者団に対し、国内の格差是正を理由に自由貿易に逆行することはすべきではないと発言したことを明らかにした。また、トランプ氏が12日のインタビューで「ドルは強すぎる」と述べてドル高を牽制(けんせい)したことについては、市場に大きな混乱が及ばなかったことから、「なんてことはない。日本としては問題にならない」と述べた。

 G20では世界経済が回復している一方、フランス大統領選や英国の欧州連合(EU)離脱に絡んだ前倒し総選挙などの政治情勢、北朝鮮の核問題など地政学リスクを抱えている現状を点検。また、米国の利上げペースが想定以上に速くなることもリスクとして指摘された。

 G20は、政策を総動員し協調することを確認したとみられる。

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