セブン&アイ、アスクルと食品ネット通販で提携 アマゾンに対抗 自前主義脱却 

 流通大手セブン&アイ・ホールディングスとオフィス用品通販大手アスクルは6日、今秋からネット通販で提携すると発表した。両社のサイトで互いの商品を扱うほか、生鮮食品の宅配を共同で実施。自前主義を捨てて協業へ踏み出し、国内小売市場でシェアを広げる米アマゾンに対抗する。

 アスクルの個人向け通販「ロハコ」は文具やインテリアの品ぞろえが多く、食品や書籍が充実しているセブンと商品を補完し合う。食材の宅配はアスクルの物流網を使い、東京都新宿区と文京区で11月開始。来年中に23区へ広げる予定だ。

 セブンは2年前にグループの通販サイトを結集した「オムニ7」を開始、平成30年度に売上高1兆円を目標としたが、28年度は976億円止まりだった。「ネット通販需要が高まる中、『自前』にこだわっていては客が離れる」(井阪隆一社長)と協業を提案した。

 一方、生鮮食品の配送を4月に都内で始めたアマゾンは同日、配送地域を横浜市11区などへ広げると発表した。「セブンと力を合わせ、アマゾン以外の選択肢を消費者に提供していく」(アスクルの岩田彰一郎社長)ためには、展開拡大のスピードも問われる。

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