ウォール街注目の銘柄群「FAAMG」とは? 1年で株価49%上昇

 だが懸念材料がある。人気が集中し過ぎていることだ。

 「グロース」と呼ばれる成長銘柄としてとらえる投資家もいれば、「モメンタム(勢い)」投資の一環として買う向きもいる。ヘッジファンドも投資信託も機関投資家もポートフォリオをみると、上位には「FAAMG」が必ず顔を出す。

 赤信号みんなで渡れば怖くない-ではないが、周囲が持っているので「買い安心感」がある。このため、食品や電力のような景気循環に左右されにくい銘柄群と同じように、「FAAMG」のボラティリティー(変動性)は低下しているのだ。

 「FAAMG」は成長と引き換えに、巨額の設備投資を要する。そもそもITは景気に敏感な業界だ。

 長引く超低金利政策が解除に向かい、足元の「FAAMG」は乱高下となっている。

 それでも「FAAMG」の相場全体の上昇に対する寄与度は大きい。IT企業中心で構成されるナスダック総合指数で、年初からの上昇率の約5割が「FAAMG」である。金融市場のリスク感応度のリトマス試験紙として「FAAMG」から目を離せない。(産経新聞ニューヨーク駐在編集委員 松浦肇)

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ

    どう思う?

    「どう思う?」一覧