欧米、中国は電気自動車シフト 日本のトヨタが仕掛けた究極エコカー「燃料電池車」に未来はあるか

【スゴ技ニッポン】

 トヨタ自動車が究極のエコカーと位置づける燃料電池車(FCV)の普及に知恵を絞っている。乗用車だけでなくトラック、バスにも適用するほか、導入が進まない水素ステーションの整備には異業種と連携して取り組む。ただ欧州や中国では、電気自動車(EV)の普及を政策的に後押しする動きが急。EVが次のエコカーの本命となりつつある中で、トヨタがFCVの優先順位をどう捉え、対応するかは悩みどころだ。

 トヨタが、水素で走るFCVを究極のエコカーと位置づけるのは、走行時に二酸化炭素(CO2)を排出せず、1回の補充当たりの走行距離もガソリン車に近いからだ。すでに2014年12月には一般向けとして世界初のFCV「MIRAI(ミライ)」を発売。さらに水素社会の普及拡大を目指して、水素を燃料とするさまざまな車両の開発も加速する。グループの豊田自動織機は、日本初となる燃料電池式のフォークリフトを開発して、昨年秋から発売。ミライと同じ発電技術を採用し、約3分の水素補充で約8時間連続運転できるのを特徴とし、電動式と比べて充電時間が大幅に短縮される。希望小売価格は1512万円で、ガソリンや軽油で動くフォークリフトの約5倍と割高だが、最大500万円の国の補助金制度も利用できる。年20~30台の販売を目標とする。

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