日本初の超高層ホテルトップは「現場経験ゼロ」根っからのホテルマンでない京王プラザホテル 山本護社長の戦略

 【リーダーの素顔】

 日本初の超高層ホテルとして昭和46年開業の京王プラザホテル。チャペル常設や高速インターネットの無料提供といった業界初のサービスを次々打ち出したパイオニア企業は45周年を迎えた昨年、新たな経営トップを迎えた。「ホテルの現場経験ゼロ」という異色の経歴を逆手にとった“外部の視点”で、訪日外国人客の急増や収益構造の変化に対応。老舗ホテルに一層、磨きをかける。

 --社長就任を打診されたときの思いは

 「前年から(副社長として)ホテルを見ながら、収益に対する宴会の割合が減ったり、ホテルに求められる役割やマーケットが変わったりしていると感じていました。インバウンドによる経営波及効果も出ていて、おもしろい時期だと感じました」

 --就任して「笑顔日本一」を掲げました

 「全くとは言いませんが、(笑顔が)足らなかったんですね。ホテルは、チャキッとしてビシッとしていないと格が落ちると思われるかもしれませんが、そうじゃありません。むしろニコニコしていればお客さまの方から、『今日は誕生日なんです』と話しかけてくれ、ホスピタリティーを上げるチャンスになります。そういったことも全部ひっくるめての笑顔日本一です」

 --ハードルを下げて、親しみやすくするということですね

 「根っからのホテルマンからすれば違うと思われるかもしれませんが、もともと、全ての人がウエルカムというのが『プラザ思想』。原点回帰みたいな部分もあるんです。また笑顔は従業員に対するリスク管理という面からも必要でして、いつも笑顔の人が話さなくなったら体調が悪いとか、悩みがあるとか、気づいてあげられます」

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