ビットコイン価格が急落 中国の取引所閉鎖報道が背景 投機的売買多く

 インターネット上の仮想通貨の代表格「ビットコイン(BTC)」の価格が落ち込んでいる。中国当局が8日に仮想通貨取引所の閉鎖を決めたと報じられ、1BTC=4500ドル(約48万8千円)程度から一時4千ドルを割り込んだ。BTCは投機的な売買が多く価格が乱高下しやすい。また、11月ごろには規格の分裂騒動が再び起きる恐れも指摘され、価格がさらに下落する恐れもある。

 米情報サイト「コインデスク」によると日本時間8日前後、BTC価格は4500ドル前後で推移していたが、同10日は一時約3976ドルに急落した。11日は4200ドル程度で取引されている。

 8日に中国のニュースサイト「財新ネット」が中国当局が仮想通貨を扱う同国内の取引所の閉鎖を命じることを決めたと報じ、資金流入が減るとの思惑から売りが重なったとみられる。

 BTCは8月にシステムの処理能力改善をめぐり2つの規格に分裂したが、大きな混乱がなかったためその後も買いが集まった。さらに北朝鮮情勢の緊迫化で安全資産としても注目が高まり、今月2日には一時、5千ドルの大台を初めて超えた。年初は1千ドル程度だった価格が、5倍に跳ね上がった形だ。

 BTCは投機商品としての色合いが濃く、資金の出入りの激しさから価格の乱高下が続く。11月には、8月に起きた規格をめぐる分裂騒動が再燃する懸念があり、価格が急落するリスクもくすぶっている。

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