ホテル客室増やしても…外国人がやってこない 韓国観光業界はL字型の長期低迷へ?

【経済裏読み】

 今年に入り、海外に出掛けた韓国人の数が、海外から韓国を訪れた外国人客の数の2倍に迫っているという。米軍による高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備に対する中国政府の報復で訪韓中国人観光客が激減しており、韓国政府としては自国民を国内旅行の“上客”としてつなぎ止めておきたいところなのだが、どうも海外志向が強いようだ。しかも最も行きたい国は日本なのだという。その一方で近年、訪韓客の急増を見越してソウル市内のホテルの客室数が大幅に増えたのだが、頼みの外国人がやってこない。業界全体で少ないパイの奪い合いが続くわけだが、そこに韓国人観光客は見込めない?

 THAAD禍の影響は大きいけれど…

 聯合ニュース(日本語電子版)が10月初め、今年に入り海外に出掛けた韓国人の数が訪韓外国人客数の2倍に迫っていると報じた。

 報道によると、今年1~8月に韓国を訪れた外国人は886万4182人で前年同期比22・8%減少した(韓国観光公社まとめ)という。訪韓客数が減少したのは中国人客が減ったためで、1~8月に訪韓した中国人観光客は287万3566人で同48・8%減少していた。

次ページ訪韓外国人客数の約1・96倍に上り…

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ