ベトナムなど要求の3項目 TPP追加凍結で調整

 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)参加11カ国が署名に向けて協議を積み残した4項目のうち、ベトナムなどが求めていた3項目を凍結する方向で調整していることが14日、分かった。政府関係者が明らかにした。残るカナダの要求は協議が難航しており、政府は交渉を加速させたい考えだ。

 11カ国はベトナムで開いた閣僚会合で、新協定の内容に大筋合意した。米国離脱に伴い、著作権の保護期間など20項目を凍結することで決着したが、このほかに4項目の協議を継続することにしていた。

 3項目の内容は、ベトナムが、労働分野のルール違反があった場合に他国が貿易制裁などを科すことができる制度の凍結を要請。マレーシアは国営石油会社への優遇を段階的に制限する手続きに関して開始時期の見直しを求めており、ブルネイも投資やサービスをめぐる規制強化で同様の主張をしている。

 一方、カナダは独自の文化政策を優遇するよう要求。懸案が解決しなければ各国がそろって署名できず、発効が遅れる可能性もある。

 14日に開かれた自民党のTPPや欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)の対策本部の会合では、国内対策の議論を本格化させることで一致した。

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