大和ハウスがIoT住宅実証実験 AIスピーカー活用、テレビもコーヒーメーカーも声で操作

 大和ハウス工業は22日、戸建て住宅におけるモノのインターネット(IoT)事業の推進に向け、米グーグル社のAIスピーカー「グーグルホーム」などの活用で、家電や住宅設備がインターネットでつながる住宅の実証実験を23日から始めると発表した。顧客反応や課題などを精査した上で、来年1月から「IoT住宅」商品の展開につなげ、競合他社との差別化を図る狙いだ。

 「朝の準備、お願い」。女性がベッドサイドのグーグルホームに話しかけるとカーテンがゆっくり開き、コーヒーメーカーが作動。外出直前に「コーヒーありがとう」と話すと照明が落とされた。

 22日の記者会見でIoT住宅の機能を披露した大和ハウスの有吉善則常務は「健康管理や防犯などにも活用できる」と語る。

 実証実験は東京・渋谷と大阪府吹田市の住宅展示場で行い、来場者にグーグルホームや家電などを制御する東急グループのサービスなどを体験してもらう。体験場所は10カ所まで増やす予定で、得られた結果を踏まえて来年1月6日からIoT住宅「ダイワコネクト」を本格展開する。

 同社はこれまでもセンサーを組み込んだトイレで健康管理を図る商品のほか、スマートフォンで家電を操作するアプリ開発などを推進。平成32年までには供給の半数以上をIoT住宅にする目標を掲げ、有吉氏は「暮らしを豊かにするIoTは住宅が中心になっていく」と強調する。

 居住利便性を高めるIoT関連サービスは、住宅メーカー各社が関心を示す。ミサワホームは4月、外出先から電子キーや空調などを遠隔操作するなどのサービスを開始。積水ハウスもNTTデータなどと共同でIoT関連のセキュリティーサービスを検討している。

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