ベネズエラ仮想通貨導入へ 高インフレや外貨不足受け

 激しいインフレや外貨不足、米国による経済制裁に苦しむ南米ベネズエラのマドゥロ大統領は3日、仮想通貨「ペトロ」を導入する方針を発表した。自国通貨ボリバルの下落が止まらない中で、仮想通貨「ビットコイン」のベネズエラ版を想定しているとみられるが、詳細は不明で実現性を疑問視する声もある。

 現地からの報道によると、マドゥロ氏は国営テレビで米国による「経済封鎖」を克服するため「ベネズエラの金や石油、天然ガスなどの天然資源に保証された、新たな国際的資金調達の形を目指す」と述べた。将来的に現実の通貨の廃止や、石油取引をペトロで実施することも検討するとしている。

 国際通貨基金(IMF)の予測では、ベネズエラの今年のインフレ率は650%を超える。主要な収入源である石油の国際価格下落で外貨不足に陥り、最近は国債などの債務不履行が危ぶまれている。(共同)

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ