東芝危機 親会社保証の残額約3600億円を一括支払い、米原発建設でサザン電力に

 東芝は14日、元子会社で3月に経営破綻した米ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)が受注していた原子力発電所2基について、発注元の米サザン電力に親会社保証の残額分を全て支払ったと発表した。東芝とサザン電力はWHの破綻を受けて、最大36億8000万ドル(約4100億円)を33年1月までに分割で支払うことで合意。まず、4億5500万ドル(約510億円)を支払い、32億2500万ドル(約3600億円)が残っていた。

 一括で支払うことにより、為替変動による支払額の増加を避けられる。東芝が実施を決めた6000億円の増資で資金的に余裕ができ、残額の一括支払いが可能になったという。同社は別の原発2基をWHに発注した米スキャナ電力とも21億6800万ドル(約2400億円)の分割支払いで合意しているが、これについても早期に支払う方向で検討中としている。

 WHは米国で受注した原発の建設が遅れたため、3月に米連邦破産法11条の適用を申請し、経営破綻していた。

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