航空業界に流れる中国に転職の噂 パイロット大量退職「2030年問題」乗り切りに奨学金

 「中国のエアラインに転職したらしい。年俸4000万円で人を集めているそうだから」(業界関係者)と、真偽不明の話がまことしやかにささやかれた。この年俸額は国内大手2社のパイロット年俸の約2倍。航空需要が右肩上がりの中国では、航空会社が外国人パイロットを次々採用しており、高額提示がなされるのだという。別の関係者は「もし仮に中国のエアラインに転職したなら大変でしょう。日本は国内線でも管制官とのやりとりは英語だが、中国国内便は中国語」と指摘する。

 14年には、パイロットの退職や病欠が原因で、LCCのピーチ・アビエーションとバニラ・エアで計2000便を超える減便が発生した。定期運航の要の一つがパイロットであることは紛れもない事実。でも、パイロット不足におびえなければならない事態が世界各地で起きている。

 今回の奨学金「未来のパイロット」は、17年11月27日に一般社団法人の申請をした「航空機操縦士育英会」(操縦士育英会)が運営を手がける。奨学金は1人500万円で、操縦訓練が始まる2年次以降に1~3回に分割して貸与。卒業後10年間で返済する。

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