今治造船が大分の中堅買収 再編で競争力強化

 造船大手の今治造船は中堅の南日本造船(大分県臼杵市)を買収する。南日本造船の主要株主である三井造船と商船三井が12日発表した。両社の持つ南日本造船の株式を今治造船が取得し、4月1日付で事業を引き継ぐ計画で、正式契約に向け協議を進める。買収金額は明らかにしていない。

 再編による競争力の強化が狙い。日本の造船業界は世界的な船舶の供給過剰で受注が低迷し、苦戦しており、今後も合従連衡が加速する可能性がある。

 南日本造船は、自動車運搬船やタンカーを手掛け、臼杵市や大分市に工場を有している。三井造船が発行済み株式の25%、商船三井が24%を持っている。今治造船は、雇用などは維持する方向で協議するもようだ。

 三井造船は平成29年3月期連結決算で、船舶部門の営業損益が97億円の赤字だった。今年4月に持ち株会社制に移行して不振の造船部門を分社化する方針。事業の縮小に向け、南日本造船の株式を売却するとみられる。

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