ラーメン「幸楽苑」 いきなり!ステーキFC展開の“奇策”は吉と出るか凶と出るか…

【経済インサイド】

 大手ラーメンチェーン「幸楽苑」を展開する幸楽苑ホールディングス(HD)が「背水の陣」を布いた。業績好調のペッパーフードサービス(PFS)と組み、人気上昇中のステーキチェーン「いきなり!ステーキ」のフランチャイズ(FC)展開へ乗り出したのだ。幸楽苑はライバルの「日高屋」を運営するハイデイ日高に“ちょい飲み需要”の吸収などで後れを取り、平成29年9月中間決算では、株式公開以来20年間で初めて、本業のもうけを示す営業損益が赤字に陥るなど苦境にあえぐ。外食大手が他社ののれんを借りる“奇策”は、起死回生の一手となるのか-。

 「これまでムダが多かった。勢いがある『いきなり!ステーキ』の経営文化を吸収したい」

 昨年10月27日、幸楽苑HDの新井田傳(にいだ・つたえ)社長(73)がPFSとのFC契約発表会見で述べたコメントが、同社の現状を余さず物語っている。

 同社は、福島県会津若松市で昭和29年創業した「味よし食堂」が出発点。東日本中心の店舗展開から全国へ広げ、約550店舗を運営する大手に成長したが、一方で、エリアによっては自社の店舗同士が競合する状況も起きていた。

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