2018年楽天は“VR”で強い?名投手データそろった新兵器 大リーグも採用

【経済インサイド】

 実際に球場にいないのにまるで打席に立っているかのように、プロ野球投手のボールを仮想体験できる装置が活躍中だ。仮想現実(VR=バーチャル・リアリティー)を使って投球を映像でリアルに再現し、本番さながらに練習できるためプロ野球・楽天のほか米大リーグの一部球団も採用する。いったいどんな技術なのか-。

 開発元のNTTデータによると、装置はゴーグル型のVR端末とパソコンで構成。ユーザーがVR端末を装着すると眼前に360度の球場映像が出現し、足元には長方形のバッターボックスも。枠内に立つと、正面のマウンドに立つ投手が振りかぶってボールを投げてくる。ストレート、カーブ、シュート…。球種もバラエティーに富む。

 もちろん仮想現実なのでバットを振っても当たらないが、実在する投手の動きや球筋を忠実に再現しており、実に臨場感満載。“空振り”でも練習の意味が大いにある。

 NTTデータと楽天は2016(平成28)年に実証実験し、翌年から本格運用を開始した。選手は対戦したことがない投手でも事前に見て備えられるメリットのほか、苦手投手の投球を何度も再現して攻略の糸口をつかむ練習にも使われるという。

 肝となるのはVR端末で見る映像だ。NTTデータによると、背景となる球場の360度カメラ映像▽投手の投球時の映像▽投球データ-の3つで構成され、中でも投球データが最重要という。

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