「船」-「陸」間の高度通信実験に成功した日本郵船とNTT 「自律運航船」に一歩

 一方、船のIoT確立には地上との安定通信の確保が欠かせない。将来的に、人手を最小限にできる自律運航船の夢をかなえるためには、船の運航に関する情報が船-陸間や船-船間で双方向に飛び交う状況となることが必須となる。今回のソフト更新実験は、「基本中の基本」の技術確立の第一歩なのだ。

 川村所長は「データ送信で、近海での携帯電話回線と衛星電話回線の使い分けは、回線使用料というコストと、データを安全に送受信する信頼性の見合いで決まる。それを自動で判断するのが、われわれ『回線屋』の腕の見せ所」と笑顔を見せる。

 NTTはスペイン・バルセロナで2月26日から開かれる世界最大級の携帯端末展示会「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」で、「エッジコンピューティングを活用した船の運航管理」研究として、今回の共同実験の成果を展示。

 両社は3~4月ごろに日本郵船グループ所有の外航コンテナ船で、4~5月ごろにはNTTグループ所有の海底ケーブル敷設船で、同様の実験を行う予定だ。(経済本部 日野稚子)

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