牛丼業界に頭打ち感 宅配事業やコラボ展開で成長を模索

国民食となった牛丼も新たな業態を模索している

国民食となった牛丼も新たな業態を模索している

 王者が王者であり続けるためにはたゆまぬ努力が必要だ。国民食・牛丼を取り巻く環境について、食文化に詳しい編集・ライターの松浦達也氏が指摘する。

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 現代における大衆食文化の代名詞とも言える「牛丼」。数年前までは、各チェーンが味や価格、新商品開発などで激しいつばぜり合いを繰り広げていたが、最近は宅配や通販、コンビニとの連携などサービスのあり方についての変革が目につくようになった。

 とりわけ牛丼の代名詞と言われる吉野家が、新たな売り方やアイテムを次々に打ち出している。多様化する生活者の食環境を反映した形である。

 吉野家は2017年6月から宅配ポータルサイト「出前館」を介した宅配サービスをスタートさせた。吉野家本体はデリバリー機能を持たないが、「出前館」へと宅配機能をアウトソーシングすることで自前のデリバリー機能がなくても、宅配が可能になる仕組みだ。

 例えば、恵比寿駅前店なら最低購入金額は1800円から、「送料」300円はかかるものの、3名程度の注文をまとめれば注文ができる。

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