米経済司令塔にクドロー氏 輸入制限批判も一転 トランプ氏に理解

 【ワシントン=加納宏幸、塩原永久】トランプ米大統領は14日、政権で経済政策の司令塔を務める国家経済会議(NEC)の委員長に、保守派の経済評論家、ラリー・クドロー氏(70)を起用することを決めた。クドロー氏は6日に辞任を表明したコーン委員長の後任となる。ホワイトハウスが発表した。

 クドロー氏は共和党のレーガン政権で経済政策に携わった減税論者。2016年の大統領選ではトランプ陣営の経済顧問を務めた。一方、経済評論家としてはトランプ氏が決めた鉄鋼やアルミニウムの輸入制限を批判していた。

 ただしクドロー氏は14日のテレビ番組では、例外なしの輸入制限を否定しながらも「経済に打撃になるとは思わない」と理解を示した。また中国については国際的な貿易ルールを破っていると厳しく批判。中国に対抗するための「有志連合」をトランプ政権が主導して結成すべきだと提言した。

 トランプ政権内では国際協調を重視するコーン氏の辞任表明で、ナバロ通商製造政策局長ら対外強硬派が復権している。クドロー氏の就任後も米国第一の立場を重んじる保護主義的な通商政策が続くとみられる。

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