「顧客の命を預かる責任と自覚を」 新幹線台車亀裂問題のJR西、川重で入社式

 JR西日本は2日、大阪府吹田市で入社式を開いた。来島達夫社長は新入社員約660人を前に「乗客の貴い命を預かっているという責任と自覚を持ち続けることが何より重要だ」と述べた。

 昨年12月、新幹線のぞみの台車に破断寸前の亀裂が生じた問題では、乗務員らが多くの異常を認識しながら約3時間にわたり運行を継続していたことが発覚。台車を製造した川崎重工業が不正に鋼材を削っていたことも明らかになった。

 JR西は問題を踏まえ、平成30年度から5カ年の安全計画に「安全が確認できない時は迷わず止める」と初めて明記。新入社員代表の高橋由圭さん(24)は式で「尼崎JR脱線事故のような悲惨な事故を二度と発生させない。自ら考え行動できる社員となれるよう努力を重ねる」と語った。

 一方、川重は神戸市内で入社式を開催。約330人の新入社員に訓示した金花芳則社長は冒頭、新幹線の台車亀裂問題を謝罪した。再発防止に向けた態勢づくりに触れ「システムを完備するだけでは不十分。社員一人一人が安全性の重要さを再認識し、愛情がこもったものづくりを心掛けてほしい」と話した。

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