世界ではすっかりおなじみ「ロボット芝刈り機」 ホンダが欧州市場に参入、国内もターゲットに

 日本ではなじみの薄いロボット芝刈機を施設や事業主に売るというのは、ホンダにとっても新たな試み。年間販売台数200台という目標に向けて試行錯誤中だが、手始めに17年5月に開催された「国際バラとガーデニングショウ」に初出展しデモンストレーションを実施すると、造園や緑地管理などの業界関係者から多くの問い合わせを受けただけでなく、ガーデニングが趣味の個人の注目も多く集めた。「庭がかなり広くないとメリットがなく使いづらいので、個人ユーザーからはあまり反応がないかと思っていましたが、意外と関心が高い様子でした」と直井さんは振り返る。

左から田淵陽之さん(本田技研工業)、羽深信之さん(本田技術研究所)、直井千昌さん(本田技研工業)

左から田淵陽之さん(本田技研工業)、羽深信之さん(本田技術研究所)、直井千昌さん(本田技研工業)

 問い合わせしてきたところには最寄りのMiimo販売店を通じてデモを行うなど、実際の動作や使用感の確認・訴求を図ってから、今後の展開が練られていくという。また、日本の場合は芝だけでなく草刈りのニーズが高いとのことから、Miimoの技術を草刈りに生かすことも考えられる。Miimoは日本で、これまでに考えられなかった成長を遂げるかもしれない。

■著者プロフィール:大澤裕司(おおさわ・ゆうじ) フリーランスライター。1969年生まれ。月刊誌の編集などを経て、2005年に独立してフリーに。工場にまつわること全般、商品開発、技術開発、IT(主に基幹系システム、製造業向けITツール)、中小企業、などをテーマに、雑誌やWebサイトなどで執筆活動を行なっている。著書に『これがドクソー企業だ』(発明推進協会)のほか、ITmedia ビジネスオンラインの人気連載をまとめた『バカ売れ法則大全』(行列研究所/SBクリエイティブ)がある。

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