東芝 米テキサス州の原発計画撤退

 東芝は31日、米テキサス州で計画していた原子力発電所の計画から撤退すると発表した。年末までの撤退完了を目指す。東芝は米原発子会社の巨額損失を受けて海外での原発建設から撤退する方針を打ち出しており、今回もその一環。関連損失は平成29年度決算までに計上しており、30年度決算に与える影響は軽微という。

 東芝は、20年に米電力会社などと共同でテキサス州に原発を新設することで合意。改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)2基の建設準備を進めていた。ただ東京電力福島第1原発事故以降、安全対策費がかさみ、採算悪化で事業への出資者が集まらず、建設計画は事実上、凍結されていた。

 テキサスの計画撤退で東芝に残る海外の原発新設案件は、英国北西部での計画のみになった。英国では東芝の全額子会社が計画を進めるが、韓国企業への売却に向け交渉を進めている。

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