異業種参入に焦る損保、新事業の創出急ぐ

 昨年4月、SOMPOHDはそのトロブにあえて出資した。桜田謙悟社長は「彼らとともに技術革新を起こす」と語る。対抗するように、東京海上HDやMS&ADインシュアランスグループHDも昨年7月に国内スタートアップのワランティ(大阪市中央区)と組み、オンデマンド保険の販売に乗り出した。

 損保大手3グループは異業種に接近して技術を取り込む姿勢を強めている。米シリコンバレーなどのデジタル技術の集積地に戦略拠点を設置。情報収集や人脈づくりに奔走している。

 グーグルなどのIT企業が集めたビッグデータなどを活用し、従来にない発想のサービスを生み出すのはもはや主流だ。対抗するにはスタートアップとの協業に加え、「保険の枠にとらわれない発想ができるデジタル人材の確保が最大の課題だ」(損保大手幹部)といい、今後は人材の囲い込みも焦点になりそうだ。(万福博之)

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