「最後のフロンティア」車各社がアフリカ市場に熱視線

 自動車が本格普及しておらず「最後のフロンティア」といわれるアフリカ市場への注目が高まっている。日産自動車は13日、平成34年度までに南アフリカでのシェアを現在の1・5倍に相当する15%に引き上げる考えを表明。トヨタ自動車はアフリカでの営業業務について現地で実績があるグループの豊田通商への移管を検討するほか、アフリカへの輸出拠点となるインドでスズキとの協業を進めるなど総力戦の構えだ。

 日産は13日、横浜市の本社でアフリカ・中近東などでの戦略を説明。南アフリカについてペイマン・カーガー専務執行役員は「強固なブランド力を積み上げてきた。現在はピックアップトラックなどの需要が大きいが、今後は乗用車で攻勢をかける」と強調した。南アフリカの工場からアフリカ諸国などへの輸出を拡大するほか、企業連合を組む仏ルノーが持つアルジェリアやモロッコの生産設備活用も検討するという。

 トヨタは今年1月、アフリカ事業担当の常務役員に豊田通商出身で現地での経験が豊富な今井斗志光氏を登用。今月には、事業基盤のある南アフリカを除くアフリカ市場での営業関連業務を来年1月をめどに豊田通商に移管する方針を打ち出した。また、スズキが開発した車両をトヨタがインドで生産し、両社でアフリカに供給。物流やサービスで協業しながら販売することでも先月合意した。

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