欧州銀行の不良債権処理、個別行ごとに目標設定 欧州中銀

 欧州中央銀行(ECB)は11日、2021年から運用を始めるユーロ圏の銀行の不良債権処理に関する指針に関連し、個別行ごとに処理目標を設定する考えを示した。経営の厳しい銀行でも目標を達成しやすくなる。

 これまでは全ての銀行に対し同一期間内に100%の貸倒引当金を積むよう求める方針だった。ロイター通信によると、不良債権が多い銀行は長い時間をかけて引当金を積むことを認める。指針が厳しすぎるという批判を考慮した。

 ECBによれば、不良債権処理の目標は銀行の規模に応じて設定。個別行の不良債権比率などを踏まえて、引当金を積むのに必要な年数を決めていく。

 ユーロ圏の17年末の不良債権額は7218億ユーロ(約94兆円)で、貸出金全体に占める割合は4・9%。ギリシャやキプロスの金融機関の不良債権比率が高く、主要国ではイタリアが高水準となっている。(共同)

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