「テレワーク」猛暑で脚光 企業文化超え東京五輪の混乱解消の“切り札”となるか

 大京を除き、周辺エリアに本社を構える大企業はない。そんなこともあって千駄ケ谷駅の乗車人員は1日当たり1万9015人と少ない。JR東日本が管轄する駅の中では200番目で、首位の新宿駅のわずか5%という水準だ。東京都内の知名度が高い駅で千駄ケ谷を下回るのは、武蔵野線の府中本町(府中市)や南千住(荒川区)など限られている。

 しかし、五輪期間中は通常と異なる光景に直面することになる。新国立競技場の収容人数は8万人で、その多くが千駄ケ谷駅を利用するとみられるからだ。時間帯によってはホームや改札に人があふれるのは必至で、大京の社員も混乱に巻き込まれ、日常業務に支障をきたす可能性は大きい。

 対策を講じるため同社が本格的な導入を検討しているのがテレワーク。既に在宅勤務制度を導入し、さいたま市にサテライトオフィス(出先拠点)を開設したほか、今回のテレワーク・デイズに参加し、新しい働き方を検証した。

 ユニークな形のテレワークを取り入れる企業もある。ソフトウエア開発のインフォテリア(東京都品川区)は最高気温の予想が35度以上の「猛暑日」となった場合、テレワークを実施。スマートフォンを通じて社員に出勤しなくてもよいと通知する。

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